新型・次期カローラアクシオの登場時期を予測!販売価格や値引き額など最新情報まとめ
販売店名に冠されているほど、文字通りトヨタの大看板であるカローラですが、近年はプリウスやアクアといった、HV車種にその地位を奪われている感が否めません。
長兄カローラの初登場は1966年ですから、半世紀近く「ザ・大衆車」として数多くの派生車、兄弟車が登場してきたカローラにおいて、国内の道路事情などにマッチするよう、5ナンバー専用で投入されたセダン車種が、カローラアクシオです。
今回はカローラとして本流を担うアクシオの、新型フルモデルチェンジ情報をキャッチしましたので、販売時期や値引き幅予測、さらにモデルチェンジに伴う主な変更点について、解説して参ります。
12代目へにフルモデルチェンジ!新カローラのお目見えは2019年9月説が有力
カローラアクシオとしての初お目見えは2006年10月のこと、シリーズ通算10代目モデルに数えられ、完全に海外向けモデルと袂を分かつ形となり、ワゴンモデルも「カローラフィールダー」として、同時に販売開始されました。
その後、2011年に代替わりし、2017年10月に2度目のマイナーチェンジを受けた、2代目カローラアクシオ後期型が、現行モデルとなります。
そんな中、つい先日のこととなる2018年11月16日、中国広州で開催された国際モーターショーにおいて、新型カローラセダンがワールドプレミアされ、ほどなく北米版カローラセダンも、相次いで公開となりました。 こうなると日本版カローラセダン、つまりアクシオの新型モデル発表も近いものと思われ、大筋では中期決算商戦の始まる2019年9月、国内向け新型カローラアクシオが投入されるのではないか、という説が有力となっています。
新型カローラアクシオの新車価格予想!どの程度値引きできるのか
新型カローラアクシオの価格帯を予想するにあたり、まずは現行モデルの新車価格をグレード順に確認すると、
グレード |
メーカー希望小売価格 |
1,3Xビジネスパッケージ |
150万円 |
1,5Xビジネスパッケージ |
160万円 |
1,5X |
162万円 |
1,5G |
186万円 |
ハイブリット |
207万円 |
このようになっています。
後ほど根拠については解説を加えますが、大衆車として長くトヨタの根幹を担ってきた「カローラ」であるが故、国内向けセダンモデルであるアクシオにせよワゴンモデルにせよ、おおきく販売価格帯を引き上げてくる可能性は薄いものと考えています。
そのため、要求グレードであっても200万円以内、HVモデルでも200万円を少し超える程度の価格帯が、設定されると考えています。
また、現時点でマイナーチェンジから1年以上を経過している現行モデルは、その値引きもかなり緩めになっており、オプションおまけも含めると、18~22万円あたりの大幅値引きをゲットしているユーザーも多いようです。
しかし、いざ新型モデルに移行するとしばらくの間は、否応なく値引きが渋めになってくるので、お得に安くカローラアクシオを購入したい方は、モデルチェンジ実施前の段階で購入を検討した方が良いでしょう。
特にカローラアクシオの場合、すでに海外向けモデルのワールドプレミアがなされていますので、その傾向が顕著になってきます。
新型カローラアクシオを安くゲットする方法とは
これも、後程根拠について明らかにしていきますが、新型アクセラが世に出てそれを安く購入したいのであれば、HVモデルであれば同じメーカーになりますが、アクアを引き合いに出した越境交渉が最も有効になってきます。
一方、ガソリンモデルであれば、今や貴重となった5ナンバーセダン車種としてのライバルであるホンダ・グレイスか、
※ホンダ公式HPより
同じトヨタのアリオンあたりが現在車格・価格帯共に共通してきますので、
※トヨタ公式HPより
値引き交渉に当たり購入候補として、引き合いに出すのがセオリーとなります。 しかし、モデルチェンジの方向性によっては、値引き交渉時に挙げるべきライバル車種が変化しますので、動向には目が離せないところです。
52年の歴史の集大成!新型・次期カローラアクセラのモデルチェンジポイントとは
カローラと言えば、ワゴンタイプであるフィールダー始め、スポーツモデルであるレビンなど多くの兄弟車・派生車を抱え、それこそアクシオに国内向けセダンが移行した翌年の2007年まで、国内新車販売数のトップに君臨し続けた(※)車種です。
※2002年、1度フィットにトップを明け渡したが翌年返り咲いている。
そんなカローラセダンの後継ぎとして、国内ユーザーの心を捕らえるべく、2019年中に登場予定のカローラアクセラは、果たしてどのような進化を遂げて誕生するのでしょうか、徹底予想を展開してみましょう。
カローラの歴史と現行アクシオの特徴を振り返ろう
カローラの歴史と銘打ったものの、約52年に及ぶその歴史を詳しく紐解いていると、夜が明けても足りないので簡単に触れておきましょう。 初代カローラが世に現れたのは、グリコのポッキーや週刊プレイボーイが誕生した、1966年10月開催の東京モーターショーでのこと。
当時、日産自動車に国内シェアで後れを取っていたトヨタが、移行国内自動車メーカーの王座に立ち続けるきっかけとなったカローラは、現在マツダファミリア(現在はアクセラとして継続中)に次いで、史上2番目となる長寿車種ブランドです。
初代カローラの開発を主査した長谷川龍雄氏によると、「80点+α」がそのコンセプトとなっており、あらゆる角度で販売当時のニーズの「80点」を維持したうえで、プラスアルファの先進技術を盛り込むスタイルは、現在まで基本的開発理念になっています。
このカローラの頂上により、これまで一部上流階層のステータスシンボルであった自動車が一気に大衆化を見せ、クーラー・カラーテレビと並び、「新・3種の神器」として、いざなみ景気に沸く日本国民全体の、豊かさを象徴するアイテムに昇華されました。
歴代の5ナンバーセダンを継承したカローラアクシオも、同社のプリウスやアクア、他社コンパクトカーや軽自動車に推され気味ではあるものの、月販トップ10の地位は維持していますし、今でも世界で最も売れているセダン車は、3ナンバー化した無印カローラです。
一方国内に目を移すと、2017年10月のマイナーチェンジにより、
などの改良を施したほか、カラーリング設定の見直しや、各種オプションの追加をしたものの、2017年度における登録車(普通車)の新車販売実績では、キャリア初となるトップ10落ち。
アクシオはもちろん、カローラシリーズ合計で約7万7千台の販売数にとどまっており、トヨタとしても看過できない状況になっています。
カローラのワゴン車も発売されるのか
カローラのワゴン車と言えば、長く「カロゴン」という愛称で親しまれてきた、カローラワゴンを思い浮かべる往年のファンも多いでしょうが、2000年登場の通算9代目カローラからは、カローラフィールダーとして販売されています。
カローラフィールダーは、これまでセダンであるアクシオと同時にメジャーチェンジをしてきましたので、次期アクシオが2019年に登場するのであれば、当然次期・新型カローラワゴンであるフィールダーも、同時に販売開始されるとみています。
カローラスポーツはコネクティッドカーになる?
まず、コネクティッドカーとはなにか解説すると、車両の状態や周囲の道路状況などのデータをセンサーによって取得し、インターネットを通じて分析することにより、ナビゲーションシステムやカスタマーサービスを享受できる、IT端末搭載車のことを指します。
そして、ハッチバックモデルとして2018年2018年8月、新たにカローラファミリーの一員に仲間入りしたカローラスポーツは、全グレードにDCM(専用通信機)を標準装備したコネクティッドカーとなっています。
具体的には、愛車をLINE上で友達登録することにより、
- ナビでの目的地検索
- 現地・目的地の天気確認
- ガソリン残量や航続可能距離の確認
- 距離・所要時間確認
などが可能になるほか、専属オペレーターによる様々な音声ガイダンスを、ボタン1つで受けられるようになるため、よりカーライフが豊かで便利になると、トヨタはじめ各自動車メーカーが、新型モデルへの搭載を進めているものです。
しかし、2015年にはジープチェロキーのコネクティッドシステムが、ハッキング可能であるという実験結果が公表され、約140万台ものリコール問題に発展しました。
また、コネクティッドカーの根幹であるIT機器は、長持ちすれば15~20年近く保有される自動車自体と比較すると年単位、ともすれば月単位でドンドン進化していくため、そもそも自動車に搭載するのは無理がある、という意見も噴出しています。
新型カローラアクシオ グローバル車種へシフト?ボディーのアップサイジングで3 ナンバー化の噂あり!
初登場以来、数少ない国産5ナンバー企画セダンとしてその地位を固めてきたカローラアクシオですが、2019年予定されているモデルチェンジによって海外向けモデルと同じ、3ナンバー規格の変貌するのではないか、という見方も出始めています。
というのも、今回先行してワールドプレミア・先行販売された次期カローラセダンが、いずれも3ナンバー規格だったからです。 しかし、そもそも国内ニーズに応える形で小型化、5ナンバー専用車種として成り立っているのがアクシオで、つい先日5ナンバーセダン車種として、引き続き販売されるとみられていた新型カムリが電撃的に3ナンバー規格となり、好調な販売実績を記録しています。
また、もし3ナンバー化して国内へ投入されるのであれば、それほど海外仕様と車体サイズ感やデザインなどへ、大きな変更を加える必要がありませんから、現時点で国内への公式発表がなされていて何ら不思議はない。
むしろ、今回発表された海外向け3ナンバーカローラセダンより、1年早く投入されているアクセラが噂通り3ナンバー化するなら、わざわざ国内アナウンスを遅らせる意味があるのか、マーケティング的に疑問を感じます。
そして、個人的希望も交じりますが、日本を代表するカローラ伝統の5ナンバーセダンとしての地位、つまり「80点+α」哲学を考慮した場合、価格がどうしてもアップする3ナンバー規格への大型化を、トヨタはやってこないのではないかとも思えます。
さらに、先程現行アクセラのグレード別販売価格を紹介しましたが、このうち国内で人気が高いのは、低価格グレードである「Xビジネスパッケージ」であることからみても、アクセラはそのリーズナブルさが、販売を下支えしている車種です。
以上の点を整理した結果、中国・米国・欧州向けカローラセダンとは違う形、つまり5ナンバー規格のまま、次期カローラアクセラは新型へ移行するのではないか、と当サイトでは見ています。
とはいえ、それもあくまで推測でありトヨタでは公式HPにおいて、
※トヨタ公式HPより
このように「国内専用仕様にて2019年販売予定」とアナウンスしているものの、5ナンバーであるアクセラとして継続販売をするのか、3ナンバーとなる「新カローラ」として投入するのかまだ明らかにしていないので、今後も小出しにされる情報へ注目すべきです。
新型カローラアクシオ HVモデルの燃費は?採用が予想されるエンジン・グレードラインナップ
新型カローラアクシオの変更点を予測するうえで、ナンバー規格がどうなってくるのかについては推測の域を出ませんが、その他採用が予想されるパワートレインや燃費、外装・内装デザインについては、それほど海外モデルと大きな違いはないと考えられます。
気になる燃費性能は、現行最終型HVモデルが制御改良により、34.4km/L(以下全てJC08モード)を達成していることを考慮すると、4代目プリウスの持つ37,2km/Lに迫るか、5ナンバー規格が維持された場合、それを凌ぐ燃費性能を有する可能性もあります。
また、もしかしたら今回のモデルチェンジに伴い、プリウスで好評を博しているプラグインHVモデルの追加設定もあるのではないか、という見方も出始めています。
一方ガソリンモデルは、5ナンバーサイズが維持された場合、1.5L と1.8L の2パターン展開されるとみられ1,5Lグレードの場合、現行モデルの23,4km/Lを次期・新型カローラアクセラが上回ってくるのは、ほぼ確実です。
しかし、3ナンバー規格へアップサイジングされた場合、車両重量の増加に伴い1,8Lか2Lエンジンが搭載されるでしょうから、ライバルであるホンダ・グレイス1,5Lグレードの燃費性能、22km/Lを下回る可能性大。
海外と異なり、国内ユーザーはより強く燃費性能を重視するため、カローラが保持し続けている、「5ナンバーセダン」の地位を奪われてしまう恐れがある点も、3ナンバー化がなされないと当サイトが訴える、大きな理由の1つでもあります。
新型カローラアクシオ TNGAプラットフォーム採用で外装が若々しい「キーンルック」に変貌!
外装デザインについては、予想も何も海外モデルをご覧いただければ一目瞭然、
※トヨタ公式HPより「海外仕様セダンモデル」
先行登場した派生車種、カローラスポーツ同様TNGAプラットフォーム採用されるため、先進的で凛々しいイメージを持つトヨタ独自のマスクデザイン、「キーンルック」がより強まることになります。
最大の変化ポイントは、セダンならではのトランクからリアにかけてのラインで、全体的にモッタリとして、良くも悪くも平凡の一言に尽きる現行モデルのデザインから、
流れるような曲線でシェイプアップされ、ボンネット部まで拡張されたリアライトが良いアクセントとなり、
※トヨタ公式HPより「海外仕様セダンモデル」
高級ブランドバックを思わせるモダンで格式高いイメージが、その後ろ姿から醸し出されています。
新型カローラアクシオ 安全装備は「トヨタセーフティセンスP」の搭載が確実
安全性能については、現行カローラアクセラも2017年10月のマイナーチェンジにより、トヨタが誇る最新安全技術群「トヨタセーフティセンスC」が、グレードオプションから全車に拡大して標準装備されています。
とはいえ、このToyota Safety Sense Cはアクアやヴィッツなど、コンパクトカー向けに開発されたものであり、ハリアーやクラウン辺りの上級車種には、
- 検知能力の高い「ミリ波レーダー」
- 歩行者検知能力を有する「プリクラッシュセーフティー」
- ハンドリングサポート機能が追加された「レーンディパーチャーアラート」
など、機能的に一枚上手の「トヨタセーフティセンスP」が搭載されています。
この安全性能については代替わりによって進化することはあっても、退化することはあり得ませんし、頑張って米国トヨタ販売のHPの英語表記を読み解くと、全グレードにおいてトヨタセーフティセンスPが搭載されています。
米国トヨタ販売「2019カローラスペック表」 ですので、3ナンバー仕様で次期・新型アクセラが誕生した場合、ほぼ100%の確立でPへアップグレードされるでしょう。
また、国内専売モデルとして5ナンバー規格になったとしても、グレードによって標準装備または、オプション設定される可能性が高いと思われます。
新型カローラアクシオ 新型カムリ以上の質感アップが期待される内装・インテリア
外装デザインに引き続き、内装・インテリアの改良ポイントについても、海外仕様がどうなっているのか、最初にご覧いただいておきましょう。
※米国トヨタ販売HPより
機能的かつ、使い勝手の良い配置に気を配ったコクピットと、素材にこだわりホールド性を増した前部座席はもちろん、
※米国トヨタ販売HPより
大人が2人足を伸ばしてゆっくりくつろげる、後部座席のスペ―ス感も豊富なラゲッジ収納も、中堅セダン車種としてライバルに劣る点は、見当たらない仕上がりになっています。
カローラは、歴代大衆車として国内では認知されていますが、ベトナムなどの新興国では高級車に位置していることや、兄弟車であるカムリが上級セダンとして、現在プチブレイク中であるため、同等もしくは上回る品質の内装になる可能性もあります。
往年のファン熱狂!カローラレビンの復活はある?
海外仕様の新型カローラセダンは、カローラという稀代の名車を象徴する、「威信・名声」の意味を込めたプレステージモデルとともに、スポーティーモデルが発表・販売開始されています。
そして、中国仕様のスポーティーモデルは、「レビン」というミドルネームで販売されているため、「新型であのレビンが復活するのでは?」という期待が、ファンたちの間で高まっています。
ご存じでない方のために補足すると、レビンとはカローラをベースにしたスポーツクーペモデルで、消滅した今でも復活の声がやまない人気モデルです。
1983年に登場した、レビンとして最後のFRとなる「86型」通称ハチロクについては、人気レーシング漫画において主役が駆るモデルとして有名で、状態の良い中古車はプレミアがついていることもあります。
そんなレビンが、次期カローラの登場とともに復活となれば大変うれしいことですが、正式な後継車ではないものの、トヨタのレーシングブランドであるGRにおいて、すでに「ハチロク」の名前を継承する「86」がラインナップされています。
※トヨタ公式HPより
また、ハッチバックではあるものの、先日カローラスポーツが登場したことにより、レビンとの住み分けが難しくなるため、GRブランドでの限定的な販売はともかく、レギュラーモデルとしてレビンがラインナップされる確率は、かなり低いと考えています。
トヨタの2大セダン対決!買うなら新型カムリ・次期カローラアクセラどっちがおすすめ?
新型モデルが毎年のように登場する現在、どの新型モデルが買いなのかや、現行モデルとどっちが良いのかなど、購入車を決めかねる方がたくさんいるはずです。
特に、トヨタの十八番であるセダンにおいて、新型カムリとカローラアクセラどっちにしようか決めかねるケースはあるものの、実はこの両者かなり持ち味が異なってきます。
まず、パワートレインについてですが、先だって登場した新型カムリはHVモデルのみのラインナップとなっており、最廉価グレードであるGでも、3,298,320円の新車販売価格となっています。
今週のお題「読書の秋」
※トヨタ公式HPより「現行・新型カムリ」
一方、海外仕様に習って3ナンバー化するにしても5ナンバー規格を維持するにしても、カローラの場合はガソリンモデルと、HVモデルを選択できる見込みであり、仮に大型化や装備の大幅な追加がなされたとしても、HVモデルで250~280万円あたり。
さらに、ガソリンモデルなら150~190万程度と、おそらく200万円以内の新車価格設定が維持されるでしょう。
もちろん、パワーを求めるのであれば、排気量の大きい新型カムリの方が勝りますが、安全性能や燃費性能などで比較した場合、次期・新型カローラアクセラの方が、コスパ面で優れています。
また、上記した新型カムリの外観・内装デザインと、紹介した新型カローラそれをよく見比べればわかる通り、高級感において同じTNGA採用の両者に、値段ほどの差を感じることはできません。
さらに、代を追うごとに高級路線へシフトしてきたカムリですが、クラウンやマークXなどの上位モデルと比較すると、まだまだカローラと同格の「中堅セダン」のイメージが、色濃く残っています。
とはいえ、いざ乗ってしまえばパワーの違いは歴然、HVの購入しか考えていないなら、新型HVシステムと2,5Lエンジンとのコラボで、滑らかな走行性とトルク感溢れる加速性能が得られる新型カムリを、購入候補の筆頭に入れておくべきでしょう。
一方、コスパを重視するのであれば、ガソリンモデルを検討しているユーザーはもちろん、HVモデルでもリーズナブルに購入可能な、新型カローラアクセラの方が、断然おすすめになってきます。